不安なこと

見えなくなるということ

その暗闇の中で 僕は

どんな光を見つけることができるだろう


不安なこと

聞こえなくなるということ

その沈黙の中で 僕は

どんな歌を聴くのだろう


不安なこと

味わえないということ

嗅げないということ

無味無臭の世界で 僕は

どんな「甘い」を得られるのだろう


不安なこと

感じなくなるということ

「暑さ」「寒さ」のわからない中で 僕は

どんな痛みを感じるのだろう



不安なこと

死ぬということ

自分がいなくなったとき 

僕に

どれだけの人が悲しんでくれるのだろう

あなたに

どれだけのことが残せたのだろう


不安なこと

あなたがいないということ
勢いで

感情だけを表に出して

言葉をぶつける

北風に

衣を羽織るように

心を閉ざし

何も言葉が出なくなる


春の息吹が

太陽を感じるように

温かな光で

心を解かしたい

そこに芽吹く

新しい命を見てみたい
「応え」はいらない

「答え」が欲しい

 それでも、 何も 

 変わらないかもしれない

 でも、 たった「ひとこと」

 何かがあれば変わっていける

 そんな気がする

 欲張りだから

 きっと 

「ひとこと」では満足できないだろうけど

 きっと

 次へは進める

 その はじめの一歩を探している

 はじめからないものなのかも

 しれないけど

 どこかにあると信じて

誰かが悲しむ 明日なら いらない


誰かを悲しませる 明日なら いらない


たとえ 結果的に そう なったとしても


はじめから わかっている 明日なら いらない



見えない明日があるなら 今日に葬り去ればいい


一人でできないのなら 誰かに預けてしまえばいい


朝の光は 必ず あなたを 包むから


        必ず あなたを 照らすから

 

こころにある闇は何ですか?

深く閉ざしたのは何故ですか?


やさしい言葉で照らすことはできますか?

やさしい涙で溶かすことはできますか?



言葉にやさしさを求めるのは何故ですか?

言葉にぬくもりを求めるのは何故ですか?

なのに

言葉の端に本音を隠すのはどうしてですか?



問いかけてみる